グループウェアは、コンピュータを使って情報を共有し、グループによる 業務を効率化するためのソフトウェアです。

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「今後のグループウエアに求められるもの」

2005年8月

text by 岩上由高(最高技術責任者)

 

今回のテーマは「現状のグループウェアを見直しませんか」 ということですが、本コラムではこれからのグループウエア に求められる要素は何なのか?という観点から見直しのポイ ントを探ってみたいと思います。

グループウエアの基本的な役割はもちろん「情報共有」です。 この基本的な役割に立ち帰ってみた時、課題となっているのは 何でしょうか?それは「共有した情報をどのようにして開示・ 活用するか」ということではないかと思います。このポイント はグループウエア登場以来ずっと不変の課題でもあります。

企業情報ポータルの出現によって「情報開示」に特化された ポートレット等の技術が上記の問題を解決してくれるのでは ないかという期待もありましたが、異なるプラットフォーム 間のポートレット連携が簡単に実現できなかったり、ポート レットの作成自身が簡単とは言えなかったことが今一つ普及 しなかった要因ではないかと考えています。

ポートレット関連技術が整備されるよりも前に「情報共有」 のための有力な手段として登場してきたのがRSSやATOMです。 これらはポートレットと比べて利用も実装も非常に容易であり、 そのため企業内利用も急速なスピードで普及し始めています。

しかし注意しなければならないのはRSSのフィーダーを実装し グループウエアのデスクトップにヘッドラインを並べるだけで あれば、従来の企業情報ポータルと何ら変わりないということ です。むしろ手軽に実装ができる分、何でもかんでもフィード してしまって、個々のユーザーはヘッドラインの洪水に当惑す るという事態も十分に考えられます。

ここで重要なのがRSSやATOMはXMLで記述されているということです。 フィードするコンテンツに様々な付加情報を持たせて、情報の選別に 活用することができます。特にATOMでは一つのアイテムにカテゴリを 複数持たせることもできますので、それをうまく活用すればユーザー 毎の興味や関心に応じてフィードする情報をあらかじめ選別すること も可能ではないかと思います。さらに進んでSemantic Web的な要素を 盛り込めばナレッジマネジメントとの融合も考えられます。

実はリンコムネクストは国内ではRSSリーダーを実装したのが最も 古いグループウエア製品です。巷ではサイボウズさんのガルーン2 がグループウエア初とされていますが、リンコムネクストは2004 年の時点でRSSリーダーをすでに実装していました。

また、リンコムネクストのベースとなっているColdFusionMXはRSS 関連技術との親和性が高く、欧米では関連するサンプル実装等が 数多く出されています。

そうした背景もあってRSS/ATOM関連についてはリンコムも大変注目 している技術であり、新しいグループウエアの使い方を提案できる ポテンシャルを秘めていると考えています。

情報の洪水に悩まされることなく、スマートに情報共有を実現する 技術として期待できるRSS/ATOM関連技術への取り組みを実践してい るかどうか?という点は将来的も見据えたグループウエア選定では 重要なポイントと言えるでしょう。


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