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ユーザー:匿名希望 さん    2011年6月14日 (火) 11:58  ログイン ヘルプ  
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放射線の影響に関するバランスの悪い議論(2011年6月)
カテゴリー:藤原信二の今日の一言  登録者:リンコム営業   登録日時:2011/06/10 11:42   表示期限:無期限  

東京電力福島第一原発の事故以来、近隣住民の避難生活が続きいつ帰れるかの目途も立っていない状況です。津波という自然災害で家屋を喪失したのならいたしかたないかもしれませんが、放射能という非即時性の危険から身を守るための措置ということで納得して避難生活を送っている人は皆無でしょう。私自身も全く納得できない一人です。そもそも、何の危険がどれだけあって避難しているのかということがいまだ明確に伝わってきていません。長期にわたって放射線を浴びることでガンの危険性が増すということですが、いったいどれだけのリスクがあるか事実に基づく科学的な見解を政府は明らかにしておらず、またそれを解説している専門家もほとんど見当たりません。チェルノブイリの事故後の追跡調査では、放射性ヨウ素の影響は幼児に限って甲状腺ガンの発生リスクが高まったという報告があるようですが、成人には統計上有意なガン発生は記録されていないようです。放射性セシウムも同様にこの影響でガンのリスクが高まったという報告はないようです。政府にはこの部分をきちんと明らかにしてほしい。

そもそも、仮に今回の事故による放射線によるがん発生のリスクがあったとしても、発ガンのリスクは他にも沢山あるのは周知の事実です。例えば受動喫煙による統計上の死者は厚労省発表で年間7000人ほどいます。また、微量放射線によるリスクを低減するためにこれだけの不自由を強いて避難させている現実と、喫煙者のいるレストランなどの公衆施設への立ち入りを放置している現実のアンバランスはどのように説明するのでしょうか。さらには、慢性的なストレスは免疫を低下させガンのリスクを高めることが知られていますが、避難生活を強いられることで高まるガンや他の疾病の発生リスクはどのように考慮しているのでしょうか。このリスクは本当に放射線によるリスクより低いのかはなはだ疑問です。そもそも、避難によって生活の質をこれだけ低下させ、場合によってはもともと持っている病気を悪化させるケースも聞いています。このようなマイナス面が、この程度の放射の被爆による微細(だろうと予測する)なガンのリスクを回避することと釣り合いが取れるかも疑問です。

そもそも人口の半数はいずれガンにかかるのです。お年寄りに何十年後かに高まるガンのリスクを低減させるために不自由を強いる理由はどこにも見当たりません。
本来あるべき姿は、リスクを明らかにして国民に十分説明しその上で避難するか自宅に留まるかの選択を個人にまかせることだと思います。

 



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