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文明の興亡から学べること(2017年8月)
カテゴリー:藤原信二の今日の一言  登録者:リンコム営業   登録日時:2017/08/02 08:39   表示期限:無期限  

進化生物学者のジャレド・ダイアモンドは、過去の人類の歴史をつぶさに分析することで、ある文明がどんな理由で滅亡するかを研究してきました(くわしくは著書「文明崩壊」)。それによると、次の5つの原因の単体(まれ)もしくは複 合によるということです。それは環境破壊、気候変動、敵対関係の悪化、友好関係の終焉、そしてこれらの問題に対する対応力であると言っています。

会社を経営していて想うことは、どの経営者でも同じと思いますが、まずはいかに会社を存続させるかということが優先順位としてあります。自分一代ではなく、できれば自分の引退後、死後も栄えてほしいと願うことは自然なことです。しかし金儲けにのみ走り、パッと輝いた後短命に終わるケースや、不正に手を染め歴史ある企業が没落するケースもよく見られます。これらの没落する企業の立ち居振る舞いが、文明崩壊の理由と重なるのではないか・・・と最近気がつきました。

環境破壊・・・環境破壊が文明を衰退させる理由は、微妙なバランスで成り立っているエコシステムを破壊することで人類自身の食料や住環境までも悪化させることにあります。企業も同様に、顧客や代理店、協力会社、地域住民、株主などのとの微妙なバランスの中で生かされているものだと思います。自分さえよければ周囲はどうでもよいということでは経済活動のエコシステムを破壊することに つながるでしょう。

気候変動・・・経済状況は様々な要因でめまぐるしく変化します。国内の経済政策だけでなく、国家間の経済摩擦や緊張状況など予測不能ともいえるものです。いつ起こるかわからない嵐の中を乗り切るだけの準備と戦略を持たないと、良いときに拡張しすぎた事業が原因で大痛手をこうむることはしばしば見られます。

敵対関係の悪化・・・競合との戦いに相当します。企業の近代戦では、同業との戦い以上に怖い存在は、異業種からの突然の参入です。携帯電話の最大手のノキアはアップルのiPhoneにやられましたね。このような例は枚挙にいとまがあありません。難しいことではありますが、最良のときこそ周囲を見回し警戒を怠らない必要があります。

友好関係の終焉・・・企業はそれを支えてくれる多くの人たちの賜物です。特に協力会社や代理店との関係では力に物を言わせて自分の利益のみを追求するようでは長続きしないですね。最近では社員との関係も、絞るだけ絞りとるようなことを続けてきた企業への風当たりが強まっています。

諸問題への対応力・・・ローマ帝国の衰退ははゲルマン民族の南下だけでなく、対処するだけの政治システムが老朽化し機能しなくなったことが原因だと言われています。企業も上の問題に限らず常に様々な問題が発生してます。自社を経済エコシステム全体の一員として捉え、他者と共存共栄するという価値観を養うこと。この価値観のもと風通しの良い風土で正しい判断を迅速に行うことが必要だと思います。


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