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ネクスト活用事例紹介
Flex2で作った在庫検索(その2)
2008年5月
text by 山田晃生(技術統括部 マネージャ)
前回、RIAを扱った事例として在庫検索アプリケーションをご紹介しました。 RIAの特性やUIなど、今までのWebアプリケーションとは違う新たな表現力を用いることにより、Webアプリケーションの新たな可能性が開けたと感じています。 さて今回は、そのアプリケーションを構築するにあたり、どのようにしてお客様と話し、仕様を詰めていった流れをご紹介いたします。
1.デモの作成から画面設計へ 新しいアプリケーションを構築するにあたり、画面ラフ図や簡単なデモを作成して臨むことはよく行われていると思います。 ただ簡単なデモ版といえども、作成する側にとっては非常な負担です。 特にWebアプリになると、本番のプログラムを作るのと同じぐらいの労力が必要になることも稀ではありません。 しかし、今回の事例でデモ版作成に要した時間は3時間ほどでした。 実は前回のコラムでご覧いただいた画面は、この時に作成したデモ版の画面です。 僅か3時間の労力で画面の動きまで実装したデモ作成が可能です。
その秘密は、Flex2を構築する際の環境にあります。 開発環境はそれぞれありますが、一般的にEclispeとFlex2Builderを利用します。 この環境を準備することにより、利用するコンポーネント(テキストボックスやラジオボタンなどのオブジェクト)やそのサイズ、色、配置など 画面デザインに必要なイメージサンプルを作成し、お客様とデザインの詰めを行います。下記はEclipseで画面構築をしている画面です。 左側にあるコンポーネント類から使用したいコンポーネントを選択し、ドラッグ&ドロップで画面に配置していきます。

2.イベントアクションの考え方 従来のWebアプリケーションに比べ、RIAアプリケーションが大きく進化したのがイベントアクションで、そのメリットに関しては前回のコラムで解説したとおりです。 作成した画面イメージにイベントを載せることにより、動きを具体的にイメージすることができます。 一般的に利用するイベントはさほど多くありませんし、クリックやドラックなど普段から利用しているものばかりなのでイメージはしやすいと思います。 重要なのは、どのコンポーネントで、何をおこなったら、どのような結果が返ってくるのか?をまとめることです。 なので画面イメージにプラス、オブジェクト、イベント、アクションの一覧表ができあがれば、画面設計はほぼ終わったも同然です。
アプリケーションの画面設計を行うにあたって、いかにイベントを把握しまとめるかが重要になってきます。 とはいっても、かつてのVisulBasicなどで作成したクラサバ型システムの設計にかなり近いところがあるので、難しいものではありません。
3.Flex2処理とサーバ処理の分割&インターフェース設計 Flex2でアプリケーションを作成した場合、すべての処理をFlex2で作成するわけではありません。 特にリンコム
ネクスト上での動作アプリケーションを作成する場合、DBに対する処理はColdFusionのCFCで記述することになります。 この関係は先ほどのVisualBasicの例で例えるならば、DB処理をストアドプロシジャで記述するイメージが近いです。 このようにクライアント処理部とサーバ処理部を分割し、受け渡しするパラメータを定義することにより、基本設計が完了します。
4.構築 画面、インターフェース等の設計が出来上がれば、後は構築作業です。 デモで作成したアプリケーションをそのまま流用し、Eclipseという整備された環境で作業ができる分、開発工数はかなり削減することができました。 そしてなにより、Flex2が提供している標準コンポーネント類を利用することにより、一覧表示や日付選択を構築する工数が大きく削減できます。 下記は日付選択のコンポーネントであるDateChooserです。これを利用すれば煩わしい妥当性チェックロジックを省くことなどができます。
DateChooserコンポーネント 前回、ご紹介したアプリケーションならば、細かい制御や機能を加えても、だいたい3週間ほどの作業で構築が完了しています。
以上が設計から構築までの大きな流れですが このような流れで設計作業が進んでいくため、最初のコンポーネントを決定する際に何を利用するかによって、その後の作業量が大きく変わってきます。 最初のフェーズで画面イメージをあわせるためにも、具体的に動きのあるデモ版アプリケーションが重要になってくるわけです。 Flex2では今までのHTMLベースのアプリケーションとは比べ物にならないぐらいの多彩なコンポーネントが利用できます。 デモを作る側だけでなく、ユーザ側もどんなコンポーネントがあるのかを理解して、より使いやすい画面の構築を目指してみてください。 これらのコンポーネントは『Adobe
Flex 2 Component
Explorer』というサイトで公開されています。 英語サイトではありますが、ユーザの担当者様も、システム会社の営業担当者様も1度はご覧いただき、RIAの世界で何が出来るのかと体験してみてください。
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