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RIA-UI道場
2010年これまでの3年を振り返って
2010年12月
text by 伊良波朝賞(リンコムネクスト事業部)
去年のこの時期も同じような記事を書いていました。その時は過去2年間の歩みを振り返った、少々しみじみとした内容でしたが、あれから1年が経ち、より実践的な観点から記事を掲載してきたように思います。また、時流を感じますのはiPhoneのスケジューラアプリに関するシリーズです。
1年前は2つのことを課題としていました。1つ目は製品のブラシュアップにペルソナを役立てていく、という内容です。2つ目は社内にペルソナを浸透させるという課題でした。ペルソナを利用できるシーンは様々ですので、製品開発のためだけではなく、マーケティングや営業シーンにおいて有効に活用したいと考えていました。
製品であるリンコムネクストはより営業戦略的な対応がメインでしたので、ユーザーの代表となるペルソナは登場しませんでした。ネクスト4.0は管理部とアプリケーション部を分離させて、必要なアプリケーションを自由に組み合わせて選ぶことができるようになりました。そうすることで、バージョンアップの仕組みが変わり、管理部とアプリケーション部を別々にバージョンアップできるように進化しましたので、これまでカスタマイズするとそのまま塩漬け状態になり、なかなかバージョンアップしにくい、という問題を解消することができるようになりました。つまり、アプリケーション自体の操作性を大きく変更することはありませんでしたので、残念ながらペルソナの出番がなかったのです。
しかし、営業シーンではペルソナは大活躍でした。記事でも紹介しました、会議開催案内アプリケーションやスケジューラのiPhone対応、社員名簿の検索機能の提案など、2009年の後半に公開しました、「ペルソナを営業シーンに応用する」内容をそのまま実践したような1年でした。リンコムのカスタマイズ案件に大きく貢献できたと実感しています。さらに、次期製品開発に着手した今、ペルソナは要件をあぶり出す重要な役割を担っています。ペルソナを生み出すプロセスで、今まで意識できなかったことが次々と明らかになる光景を目の当たりに、驚かされることばかりでした。ペルソナに語ってもらうことで、これまで腕組みして知恵を絞っても思いつかなかった要求が次々と出てくるのです。このような体験をすると、ペルソナの威力をつくづく思い知らされます。
この1年は貴重なノウハウを積むことができた年でしたが、まだまだ多くの社員にペルソナ/シナリオ法が浸透するまでには至っていないのが現状です。この強力な武器をリンコムスタンダードとして定着させることが次の1年の課題として自然に浮かびあがってきました。
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