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   バージョンアップ方法論(2009年11月)
カテゴリー:無し  登録者:リンコム営業   登録日時:2009/11/10 10:14  表示期限:無期限  

ネクスト活用事例紹介

バージョンアップ方法論

2009年11月

text by 山田晃生(技術サービス部 部長)



先月は業務上立て込んでしまい、この連載をお休みすることになってしまいました。
楽しみにして頂いている皆様、大変申し訳ございません。
今月も忙しいは忙しいのですが(おまけに風邪もひいているのですが)、2ヶ月連続で休むわけにはいかないので気合で書きます。
さて、今月はバージョンアップについてです。
リンコム社でもサポートへ、または案件としてバージョンアップのお話を沢山頂いております。
すんなりいくケースもあれば、トラぶってしまい作業が深夜まで及ぶことも・・・
そんなバージョンアップを少しでもうまく、スムーズにいくようなノウハウをご紹介します。

1.バージョンアップは簡単か?
時々バージョンアップのご相談を受ける際、お客様やパートナー様から「バージョンアップは簡単にできますよね?」と尋ねられます。
リンコムネクストではスマートアップデートという方式で、バージョンアップ用のZIPファイルを指定すれば自動的にバージョンアップできるように作られています。
そのためバージョンアップ作業そのものは簡単ですが・・・あくまでトラブルが発生しない場合の話です
結論から言えばバージョンアップは非常に難しいです。
時々、難易度的に新規インストール>バージョンアップとお考えの方もいらっしゃいますが・・・
私的な見解だと新規インストール<<<<<<<<<バージョンアップぐらい難易度が違います。
では、何故こんなに難しいのでしょうか?

2.バージョンアップが難しい理由
・やり直しがきかない
バージョンアップは普段利用しているシステムを停止して作業を行います。つまり作業できる時間に限りがあります。
新規インストールなら、多少うまくいかなくとも、原因を究明してからまた後日最初から・・・という選択肢もありですが
エンドユーザに停止通知を出し、システム再開まで・・・月曜日の朝には稼動していないとならないために、簡単にやり直しという判断ができません。
・物理的な時間がかかる
新規インストールの場合は、最新のハードに最新バージョンを利用します。
リンコム ネクストとColdFusionで時間がかかっても、まあ2時間あれば余裕でしょう。
バージョンアップの場合は、古いハードに古いバージョンです。おまけに今まで蓄積された数万のデータを抱えています。
かかる時間はデータ量に比例するため簡単に算出することもできません。
・カスタマイズソースの存在
リンコム ネクストの特徴として、ソース公開によるカスタマイズ性といったものがあります。これにより既存ソースやDBを改造したり、新しいアプリケーションやテーブルを追加しているお客様も沢山いらっしゃいます。
リンコムでは、標準提供しているソースやテーブルはバージョンアップに対応していますが、カスタマイズソースなどは残念ながら保障できません。
特にバージョンアップの作業にDBやOSのバージョンアップを含む場合、カスタマイズ箇所がうまくいかないケースが多いです。
・問い合わせ先の問題
新規インストールの実施に時間的な制約はないので、一般的には平日日中帯に実施すると思います。
もし、うまくいかない場合でもリンコムサポートセンターやColdFusionサポートセンターに問い合わせが可能です。
しかし、バージョンアップは一般的に、平日夜間や土日祝日などに実施するケースが多いです。
もし、うまくいかなかった場合でも問い合わせ先がありません。自力解決が必要になります。

このように書くと、バージョンアップは非常に難しく、やらないほうがいいのではないか?をお考えかもしれませんね
しかし、きちんとした準備と手順があれば、驚くほどスムーズにいきます。それには何が必要なのでしょうか?

3.バージョンアップに必要なもの
バージョンアップに必要なもの・・・それはリハーサルと作業手順書につきます
リハーサルは本番環境と同じデータ、同じバージョンの環境を準備し、バージョンアップ手順を事前におさらいすることです。
これを事前に実施することで、本番バージョンアップ時に発生する多くのトラブルを回避、または対処が可能になります。
(もちろんハードトラブルなど、リハーサルでは回避できないトラブルもありますが)
大事なポイントは必ず本番データ(をコピーしたもの)を利用することです。
これにより具体的なデータの問題や実施作業時間の正確な値をつかむことができます。
こうして、より細かい作業手順書を作成し、本番作業に臨みます。
バージョンアップは準備に5日、本番1日です。
(準備に5日以上かけることも多いですが・・・)
しっかりと準備しておけば、本番作業も必ずうまくいくでしょう

4.具体的な手順
最後にリンコム社が行う場合のバージョンアッププロセスをご紹介します。
内容としてはネクストバージョンアップにともないハードもリプレースと、よくあるケースです。
1.顧客より本番データを預かる:ネクストソース、添付ファイル、DBすべてをお預かりします
2.環境の構築:弊社内にお客様とまったく同じネクスト、CF、DB環境を準備します
3.リハーサル実施:リンコム標準のバージョンアップ手順に従いリハーサルを行います。途中で発生した問題点を解決し、対処方法を記録します
4.顧客新環境をインストール:お客様の新サーバに最新(バージョンアップゴールになる)環境をインストールします
5.リハーサルデータ設定:3で完成したバージョンアップデータを4で作成した環境に設置します
6.顧客検証作業:お客様にバージョンアップした環境に問題がないかチェックしていただきます
7.本番実施:本番作業として旧環境でバージョンアップを行い、バージョンアップ完了後に4で作成した環境へ移行します
8.本番動作確認:お客様にバージョンアップした環境に問題がないかチェックしていただきます

以上でバージョンアップ作業はすべて終了です。
きちんと準備ができていれば、時間はかかってもスムーズにいくのがバージョンアップです。
色々リスクを想定するのも大事ですが、100の想定より1回のリハーサルが大切で、私自身何度も救われています。

リンコムネクストは日々進化しております。
新しい機能を快適に利用いただくために、是非、お手元のネクストをバージョンアップしてください。


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