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   リンコム ネクストの仮想化 (2010年8月)
カテゴリー:ネクスト活用事例紹介  登録者:リンコム営業   登録日時:2010/08/09 08:29  表示期限:無期限  

ネクスト活用事例紹介

リンコム ネクストの仮想化

2010年08月

text by 山田晃生(ITアーティテクチャ)



今回はリンコム ネクストの仮想化環境について。
すでに仮想化環境で運用されているユーザ様もありますが、今回はリンコム社の事例になります。

1.仮想化とは?
仮想化とは本来はITリソースの抽象化を指す言葉で、メモリやディスクなんかにも使われる言葉ですが、今回は昨今急速に伸びてきているプラットフォーム仮想化・・・つまりOSレベルでの仮想化についてです。
この分野を代表するソフトとしては、マイクロソフトのHyper-VやVirtual PC、VMware、Sun xVMなどのアプリがあります。
いわゆる1台のマシンで別のOSを動作させる技術ですね、ハードのスペックがよければ複数台いけます。

2.開発テスト環境に最適
リンコムでは5年ほど前にVMwareを導入し、主に開発&テスト環境で活用しています。
それまでは含んだ環境などディスク差し替えやマルチブート、ネクストのバーチャルサーバなどを使って環境を保持していたのですが、何しろ開発やサポートで必要な環境の種類が多いのが悩みの種でした。
2010年8月現在でサポートしているネクストバージョンだけでも、Next4.0/3.0SP1/3.0/2.7SP1/2.7と5種類あり、さらにColdFusionが9.0/8.01/7.02の3バージョン、OSがWindows2008/2003/2000、DBがSQLServer2008/2005/2000/Oracle9i/10g/11g/Access2000/2003など非常に多岐に渡る環境が必要です。
他にも正式なサポートは終了しても2.6以前の環境や、PBSサービスでカスタマイズを施したユーザ別の環境もあります。
これらの環境を必要に応じてすぐに起動し、テストやサポートに対する問い合わせ確認などを行うのにいちいちOSを再起動したり、ディスクを差し替えるのは非常に手間がかかっていました。
各種環境を仮想化し、1台のマシンで複数環境に対応できるようになったため、テストや開発の大幅な効率化を行うことができました。
リンコム社では開発、テストともVMwareを5年間利用し、その間VMware関連の大きなトラブルはありません。自信を持ってお勧めできます。
注:ColdFusion7はVMwareおよびHyper-Vはサポート外となっていますのでご了承ください

3.強力なハードで可用性を高める
開発環境では非常に効果の高い仮想化ですが、運用環境ではどうでしょうか?
昨今の64bit化の影響で、ハードウェアは急速な進歩をとげています。ちょっと前までMultiだ、Quadだと言ってたのに・・・先日お邪魔したユーザ様は16Coreでした。
余談ですが、16CoreもあるとCPU利用率は何がなんだかわからないですね、1Coreが100%張り付きになってても全体から見れば10%未満ですから。もっと見やすいI/Fが欲しいです。
しかし残念ながら動作するアプリケーションはハードの性能をフルに引き出せるわけではありません。32bit版のColdFusion(というよりJavaVM)のメモリ制限は1.7GB程度、現実的に安定して動作するメモリが1GB程度です。
つまりどんなに高性能のハードを準備しても宝の持ち腐れになってしまう可能性が高いのです。
そこで1台のハードに仮想化した複数のネクストを展開すれば、ハードの性能を極力引き出すうえに1台のネクストがダウンしても運用の継続が可能になり可用性が一気に高まります。
もちろんハード故障やネットワーク障害などへの対応はできませんが、それでも1台運用より十分安心して運用できるのではないでしょうか?

4.データベースの仮想化は(個人的には)NG
仮想化のお話をしていると、SQLServerやOracleも仮想化環境で動作させたいと相談を受ける場合がありますが、基本的に私はNGのお答えをしています。
その理由として3つ上げてみましょう。
@ そもそもSQLServer/Oracleとも正式に仮想化環境への対応は行っていない。
というのは実は嘘で、ちょっと前までSQLServer2008に関してはHyper-Vのみ、VMware未対応と思っていたのですが、最近になってマイクロソフト側がVMware vSphere4を正式な動作環境と認めたようです。
Oracleに関しては何とも分かりません・・・Oracle自体がVMを持っているのもありますし、来週にはこんな発表を行うようなので事態は流動的です。
一言で言えば機は熟していないのではないでしょうか?
A データベースはインスタンスという概念で既に仮想化の環境となっている。
そもそも1アプリケーション1データベースという構成がおかしい場合があります。利用頻度が低いデータベース同士ならばインスタンスで分けたほうが確実でしょう。
B データベースの用に大型ファイルのI/Oが頻繁に大量に発生するサーバは仮想化には向かない。
データの要である物理ファイルですが、例えばVMの環境ではVMファイル内に仮想化されているため、ブロックサイズまで管理しているデータベースと二重管理になっているのでは?IOが頻繁に発生した場合は極端に性能が落ちないか?という心配があります。
確かに最近のデータベースはメモリが十分にあるならば、データベースをすべて展開してディスクI/Oを減らすことはできますが、それでもトランザクションログ(アーカイブログ)などの書き込みは発生します。
データベースで一番大事なファイルOUTを複雑な仮想化技術の中で行うより、シンプルな構成でしっかりデータを守るべきだと思っています。
(もちろん専用パーティションなどの工夫も可能なのは承知のうえで)
自分はデータベースで一番大事なのはデータの保全性で、二番目が可用性、三番目が性能だと考えているので
アプリケーションの仮想化よりもデータのミラーリングやアーカイビングなどに力やコストをかけるようにお話しています。

と最後は個人的な意見が中心になってしまいましたが、仮想化の技術はシステム運用のコストダウンに大きく貢献できる技術です。
すでに動作している環境は如何ともしがたいですが、これからハードリプレースを考えられている方は是非ともご検討ください。

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